よくある質問

「養親」についてのご質問

私たちにとって、養親になる用件は、年齢や職業、経済的な要素よりも出会った子どもたちを丸ごと受け入れ、愛し守ってくださるかどうかが重要なポイントです。
また、望まぬ妊娠に苦しむ女性に安心を与えること、生まれてくる命を守り、愛情ある暖かい家庭で育てられるような環境を提供することを第一に考えております。養子縁組は、実はその延長線上にあるものです。
ここでは、特別養子縁組をするにあたり、よくいただく質問に対して当法人の考え方を交えてお答えします。
また、赤ちゃんを産んでも育てられない方には、赤ちゃんの養親となるご夫妻のイメージができればと思います。

 

【年齢のこと】特別養子縁組をするのに年齢制限はありますか?

長い不妊治療の末、ご自分たちのこの先の人生を考え、子どもを迎えての生き方を選択するのに、迷い悩み決断するのでそれなりの年を重ねており、実親のご両親より若いご夫婦はとても少ないです。

私たちは、養父50才・養母45才を念頭に入れ、子どもにとってどんなご夫婦に育てていただくのが良いのか考えます。

子どもが可愛いから、子どもが育てたいから、子どもを産むことができなかったから、跡取りが欲しいから、という理由ではなく、これまでのご夫婦で生きてきた人生から、子どもと歩む人生を考えることで、これからの豊かな未来を作り上げていこうとする。そんなご夫婦に子どもとの縁を繋ぎたいと考えています。

年を重ねた分、豊かな柔軟な考え方のできる方、思考の幅の広さを兼ね備えている方、包容力のある方なら養父50才・養母45才の限りではありません。

 

【仕事のこと】夫婦どちらかが養育に専念しなければなりませんか?

里親制度の中での里親は、里父、里母どちらかが養育に専念することと言われています。妊娠・出産を経験していないので、仕事をしながら片手間で子育てはできないというのです。
昔、農家や自営業の方々は、おんぶをしながら畑仕事をしたり、事務をしながら育ててきました。おじいちゃん・おばあちゃんが留守を守りながら、協力し合って育ててきました。今では、生後56日目から預かってくれる保育園もあります。ベビーシッターさんや家庭保育ママさんに預け育てているご夫婦もたくさんいらっしゃいます。
 「働くこと」「仕事をすること」はそれぞれの方々の未来に向かう人生そのものです。生きていく上で大切なことを「働く」「仕事」を通じて学んでいきます。そしてそれは、愛する子どもに「生き様」そのものを見せていくことにもなります。いわゆる「背中を見せる」ことに繋がっているのだと思います。
子育てを理由に自分の人生を曲げる必要はない、しっかりと子どもと向き合い「背中を見せる」ことも大切なことだと思います。
もちろん、子どもの状態にも依るので、子育てに専念する方々もたくさんいらっしゃいます。

 

【お金のこと】経済的に安定していて裕福でないと養子縁組はできませんか?

子どもが幸せに育つには、お金持ちの家がいいですか?ブランド物に囲まれた生活が必要ですか?子育てにたくさんお金をかけて下さるご夫婦がいいですか?

いまの日本は貧富の差が大きくなっています。生活保護世帯が増加しています。安定しない派遣社員が増加しています。昨日まできちんと生計を営んでいた方が、翌日職を失い、生活そのものが成り立たないなどという時代です。
将来においてまで経済的に安定している家庭などは少ないと思います。
子どもたちは、先行き不透明な時代に生まれ、育っていくのです。いま経済的に安定した豊かな家族で、物質的に豊かに育ってしまったら、次の時代を生き抜くことが出来るでしょうか?
私たちは、生活できるだけの力のある夫婦が普通に暮らしていけたらそれでいいと考えています。生活する為に、生きていく為に、子どもに背中を見せられる夫婦なら経済的に豊かでなくても良いと考えています。
*住宅ローンなどを抱えている方々はたくさんいらっしゃいますが、きちんと生活しています。

 

【養育環境のこと】自宅が広くないのですが、判断の材料に影響しますか?

あなたはどんな住宅環境で育ちましたか?ご両親がいて、自分の部屋もあり、家族の団欒の出来る広いリビングがあり、ピアノも高級車もある家で育ちましたか?
それとも二間のアパートで、2LDKのマンションで家族が肩寄せ合って生活してきましたか?

里親制度の中では、14㎡以上2室あることが最低条件になっているようです。私たちは持ち家であれ、借間であれ、家族の絆を深めながら生活できれば、それでいいと考えています。子どもを愛し守り続けられるのなら、肩寄せ合って暮らしていければそれで十分だと思います。

 

【近親者のこと】近親者の同意が得られるか心配です。

確かに、近親者の同意協力を得られることは「あった方が良い」と私たちも理解しています。しかし、それ以上に、ご夫婦の子どもへの「想い」に対する理解を得る方が大切だと思います。子どもを迎えたいご夫婦は、両親・兄弟・姉妹に「どうして子どもが欲しいのか」を何度も何度も話し、相談し、理解してもらうのはもちろん、その上で孫として甥として姪として受け入れ可愛がってくれる様、話し合いを重ねています。やがてなかなか快い同意をしてくれなかった近親者の方々も、子どもの可愛らしさ、赤ちゃんのエネルギーに脱帽し、良き理解者に変わります。

でも子育ては「夫婦」でするもの。夫婦が決めたことであればそれで良いと考えます。子育てをし始めて、親の想いが理解でき、愛されていたことの実感を「確かめた」というご夫婦が多いことは事実です。これまでの「親の恩を礎」に、ご夫婦が「自立」していくこと。そういった周囲の状況に関わらず、一つの命を愛してはぐくむ覚悟があることが大切なのです。

 

【兄弟で育つこと】養子縁組みをしたら、将来は兄弟が欲しいと思います。贅沢でしょうか?

小さな時から、けんかしたり、泣いたり、笑ったりして育つことで、自分は一人ぼっちではないことを学んでいきます。また、がまんしたり、譲り合ったり、助け合ったりして、社会の基本的なルールを学んでいきます。
子どものいないご夫婦は、とりあえず一人は欲しい、一人は育てたいと願います。多くの団体では、一組の夫婦に一人の子どもの縁組を基本にしています。
どうしてか分かりますか?欲しい人がたくさんいるからというのが答えです。

子どもにとって、一人っ子はいいでしょうか?
養子として迎えられた子どもの中には、自分は友達とは違う特別な存在で、一人ぼっちなんだ、血の繋がらない親子で普通ではないんだと孤立感を深めていく場合があります。
同じ立場の兄弟がいることで、生まれてきた命の大切さや自分だけではない安心感を感じ、分け隔てなく愛されて育つことから、自己肯定感が生まれてきます。
そして、自分は血の繋がりの中で育てられている友人と何ら変わらない普通の子どもなんだと学んでいきます。私たちは、子どもたちに兄弟は必要だと考えます。

 

【子どもの全てを受けいれるということ】どのような子と縁組みをするのか正直不安です。

養子縁組をした子どもが障害を持っていたり、なにか重大な病気を持っていたら、と不安になりますか?

私たちは生まれて死ぬまでずっと健康でいられることはありません。いつ、歩けなくなったり、話せなくなったり、見えなくなったりするか分からないのです。
もしかしたら、成長するに従って発達障害が出てくるかもしれません。とても育てにくいお子さんかもしれません。でも子ども達は、一生懸命生きようとしています。懸命に懸命に、けなげに生きていきます。どんなに手が掛かっても、愛されて育つ子ども達は、確実に豊かにゆっくりゆっくり成長していきます。その子ども達に、生きる事の素晴らしさを私たちは学んでいきます。

また、赤ちゃんを生んだお母さんも「障害があったら育ててもらえるのだろうか?」「自分で育てられないのに、障害があるから育てられないのに、育てて下さいなんて虫のいい話だよね」と、一人で苦しみ、不安になりながら大切に守り抜いてきたのです。

私たちは、そんな風に大切に守り抜かれた赤ちゃんを、生まれたまま、全てを受け入れられるご夫婦に託します。

 

当法人についてのご質問

特別養子縁組を希望します。どのような手順で申し込みできますか?

当法人は、新生児(生後一ヶ月以内)の特別養子縁組に対応する活動を行っています。
(1)当法人主催のゆりかご講座(定例年7回)に一度だけご夫妻でお出で下さい。お申し込みは「ゆりかご講座のご案内」ページをクリックしてください。
講座は当法人の考え方をご理解いただくためのものですので、できるだけご夫婦でご参加ください。

(2)講座にご出席いただき、当法人の考え方にご理解の上でご夫婦の養子縁組への「想い」を「文字」にしていただき、法人までお送り下さい。ご夫婦を理解するために必須です。

(3)お手紙を読ませていただき「面談」を4時間程度いたします。

(4)面談後は待機していただきます。

 

貴法人はどんな活動をしていますか?

こちらの「法人について」をご覧ください。

 

養親になるための条件はありますか。

ほかの仲介機関、児童相談所「よくある条件」を定めていることは承知していますが、「養親」についてのご質問」にあるように当法人は「条件をつけて人を選別・判別する」ことはいたしません。

 

法人としての養親選択の考え方はなんですか。

養親を希望される夫婦には、これまで行きてきた人生があるはず。その経験から、これからの人生をどう生きていくのか。その時になぜ子どもが必要なのか、なぜ子どもが欲しいのか、夫婦で向かいあって話してほしい。このことを真摯に考えられる夫婦であってほしい。このことを講座後の「文字」にすることで確かめ合ってほしい。このことが一番に必要であること。ついで、生まれてくる「子にとってもっとも相応しい」夫婦であるかどうかを、客観的に面談で判断していると理解してほしい。
そして、性別、国籍、人種、疾病、障害の有無により「子どもを選ぶ」夫婦には仲介をいたしません。子どものすべてを受け入れ、愛し抜くことのできる夫婦だけを選ばせていただきたいのです。

 

費用は、いつの時点でどのくらい必要ですか。

当法人は「第二種社会福祉事業」の届け出済み事業者です。第二種社会福祉事業者は、事業の「実費以下を請求できる」となっています。したがって「法人事業者としての経費+各事案の個別費用」を、原則として、養親の皆さんにそれぞれご負担いただいております。特別養子縁組についての「審判費用」は、日本の場合、通信費用(切手代)以外はほぼ無料です。事案によっては弁護士費用、行政書士費用などが必要な場合がありました。一般市民であれば誰でも審判の申し立て・維持はできます。難しい手続きはありません。
特別養子縁組は、子どもとの同居が始まって民法の「監護機関の6ヶ月」を経て、概ね8ヶ月〜10ヶ月後に審判書・確定書が出ます。養親の戸籍に入籍し、晴れて家族としての「籍」ができます。
その一連の手続きが「終了した時点以後」に請求させていただきます。したがって子どもと同居する以前に費用を請求したり、「寄付金」を要求することはありません。ただし、経済的に困窮する実母のために「出産費用・出産後の生活支援」をお願いすることがあります。その場合は事前に「協議」をお願いいたします。
平成24年度の実績ベースでの法人経費の各事案ごとの平均は「約52万円」でした。お含みいただくくと幸いです。

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